テルミア全般とその他

テルミア全般に関するシェア・マイ設定です。

  1. 月名
  2. 〈旅する語り部〉ヨルン
  3. 〈旅する語り部〉ヨルン2
  4. 〈旅する語り部〉ヨルン3
  5. テメノス諸島
  6. グレマール湖

月名【フリー】

  • 1月 雪見の月(ゆきみのつき) 雪がしんしんと降り積もることに由来
  • 2月 氷折の月(ひおりのつき) 軒にできる氷柱を折ることに由来
  • 3月 風花の月(かざはなのつき) 春の訪れを告げる風と花に由来
  • 4月 緑嵐の月(りょくらんのつき) 芽吹いた緑が嵐に激しく揺らされることに由来
  • 5月 青鳥の月(あおどりのつき) 鳥たちがさえずることに由来
  • 6月 呼陽の月(こようのつき) 夏の日射しを呼ぶ月であるという意味
  • 7月 輝の月(てるのつき) 熱い日射しがさんさんと世の中を照らしつけることに由来
  • 8月 朱の月(あけのつき) 熱い日射しがまるで赤い日のように見えることに由来
  • 9月 葉乱の月(はみだれのつき) 台風で葉が吹き飛ばされることに由来
  • 10月 夕落の月(せきらくのつき) 一年で最も夕陽が美しく見える月であるため
  • 11月 天星の月(あめほしのつき) 夜空の星が綺麗に見えるため
  • 12月 静の月(しずかのつき) 動物たちが冬眠にはいることに由来

由来はそれぞれ書いてある通りですが、テルミアの気候が由来通りか否かはお任せします。
投稿者:永坂暖日

〈旅する語り部〉ヨルン【フリー】

  • 定住の地を持たず、大陸諸国をさすらう流浪の民。ヨルンとは彼ら自身の言葉で『渡り鳥』を意味し、そこから〈鳥の一族〉とも呼ばれる。
  • ヨルンに生まれた者は生涯を旅に生き、一族に伝わるさまざまな歌や物語を広めることを使命とする。竪琴(リラ)やリュートを片手に土地を渡り歩く吟遊詩人(ミンストレル)はヨルンの出身か、その縁者であることが多い。彼らは沿岸四国をはじめとする大陸各地の伝承を聞き集め、それらを一族の血とともに語り継いでいく。ヨルンの民が〈旅する語り部〉、あるい〈歴史の記録者〉と称される所以である。
  • ヨルンの民は基本的にひとりで放浪し、成人すると立ち寄った土地の者と一時的な婚姻を結ぶ。生まれた子どもはどんな血筋であろうとヨルンの子と見なされ、ヨルン側の親の手で育てられる。ヨルン同士の婚姻はほとんど例がなく、暗黙の内に忌避されている。
  • 多種多様な民族の血を引くヨルンの人々に外見的な共通点を見出すことは難しい。ただし、魅惑的な歌声と優れた聴覚、一度耳にしたものを決して忘れない驚異的な記憶力は同じである。
投稿者:蒼山れい

〈旅する語り部〉ヨルン2【フリー】

『ヨルンが語るテルミアの歌』
  • 沿岸四国(特にリオニアウェトシー地方)で古くから読み継がれている説話集。〈旅する語り部〉ヨルンの一族が聞き集めた大陸各地の伝承をとある学者(吟遊詩人や作家などともいわれる)が編纂し、一冊の書物にまとめたものだとされる。編者はヨルンの語り部から教えを受け、そのすばらしい数々の歌や物語を世に広めるために説話集を作ったと伝わっているが、彼(あるいは彼女)がいずれの時代の何処の国の人間なのか、詳細は不明である。一部の研究者たちの間では、編者はリオニア王国の伝説に謳われる勇者と同様に異世界からやってきた女性で、ヨルンの吟遊詩人と結ばれ、恋人ともに大陸中を旅したという説がささやかれているが、真偽は定かではない。
  • 説話集には、沿岸四国にはなじみ深い聖獣リオノスと勇者の伝説をはじめ、遥か大陸の東の果てや海の向こうの島々に伝わるおとぎ話などが百数十編も収録されており、各地の風土を知る貴重な資料ともなっている。しかし、年月と版を重ねていくうちに内容に齟齬が生じ、同じ説話でも結末が異なるものなども存在する。近年、リオニア王国の学者たちを中心に再編が試みられている。

『だれも知らない国のおはなし』
  • 沿岸四国(特にリオニア・ウェトシー地方)で親しまれている童話集。説話集『ヨルンが語るテルミアの歌』の編者によって作られたといわれているが、こちらはテルミア大陸ではない架空の世界を舞台にした幻想譚ばかりを収めている。異世界からの来訪者だった編者が自分の故郷のおとぎ話を書き記したという説もあるが、真相は謎のままである。
  • ちなみにリオニア王国やその周辺では、「子どもの頃にじいちゃんやばあちゃんから聞かされた『ご先祖様の国の昔話』によく似ている」という証言があちこちに残されているが、この童話集との関係は不明。
投稿者:蒼山れい

〈旅する語り部〉ヨルン3【フリー】

【名もなき鳥の恋歌】

 愛しきひとよ どうぞ憶えていてください
 ともに過ごした日々を
 分かち合ったぬくもりを
 あなたを想うわたしの心を

 いつかあなたはふるさとの土に還り
 大きな大きな樹になって 豊かな葉群で優しい木陰を作ってください
 いつかわたしは空を渡る風に還り
 青い翼を持つ小鳥になって あなたの許へ羽ばたきましょう
 あなたの木陰で憩う幼子たちのために わたしは揺れる梢で子守唄を歌います
 この世の喜びと幸福と希望について
 永遠の宝石のように変わらぬ愛と真心の物語を

 愛しきひとよ どうぞ憶えていてください
 あなたはわたしの止まり木
 あなたはわたしのふるさと
 あなたはわたしの墓標
 この魂があなたにたどり着く旅の終わりの日まで どうぞ憶えていてください

(説話集『ヨルンが語るテルミアの歌』より抜粋)

  • 〈旅する語り部〉ヨルンの民に伝わる古い恋歌。ヨルンの吟遊詩人が無二の伴侶に捧げる歌である。
ヨルンの恋は生涯ただ一度きりのものであり、『魂の止まり木』と定めた相手以外に愛を誓うことは決してないとされる。死したヨルンの魂は鳥となって恋人の許へ還り、一族の使命から解き放たれ、愛するただひとりのために歌うことを許されるのだと信じられている。
  • ちなみに、ヨルンの子どもの名前はヨルンではない側の親がつけることが慣習となっており、ヨルンではない側の親が子どもに残せる唯一の贈りものであると同時に、添い遂げられぬ恋の形見なのだという。
投稿者:蒼山れい

テメノス諸島【フリー】

  • レーテス海の中央部に並ぶ点線状の島々。どれも小さく、飲み水が出ないため居住はほぼ不可能。悪天候時の魚船・交易船の避難場所として、比較的大きな島に最初は接岸施設が、後には港が造られた。一部の島で温泉が出る。リュトリザを除く沿岸諸国と、なぜかエスラディアが加わって領有権を争っている。ウェトシーリオニアウェルルシアとも、領有するメリットより相手国に領有されるデメリットが大きいため、引くに引けない交渉を続けている。
投稿者:守屋

グレマール湖【フリー】

  • リオニア王国の南東部からリュトリザ連邦の北東部にかけて広がる巨大な湖。『グレマール』はリオニア側の呼び名で、リュトリザでは『タタン=ハイナ』と呼ばれている。どちらも『偉大な恵み』を意味する。
  • 総面積は小国一個分にも匹敵するといわれ、大陸西方で最大の規模を誇る。その豊潤な水源はレーテス沿岸南部の温暖な気候とともに肥沃な土壌を育て、湖畔の地域はリオニア・リュトリザのみならず近隣諸国の食糧を賄う農業・牧畜の産地となっている。特にリュトリザ中央部に散らばる湖沼群とグレマール湖の間に挟まれたエトワ=リタ地方は、かつて吟遊詩人によって〈水溢るる楽土〉と謳われたことで名高い。
  • また、湖面はよく晴れた日には碧色に輝き渡るが、天候によって深い紺碧や透きとおるような水色などに移り変わる。創世神話によれば、天空の女神ミアが飢えと渇きに苦しむ地上の生きものたちを憐れんで流した涙がこぼれ落ち、七色に光り輝く湖になったと伝えられている。ゆえにその美しさは〈ミアが落とした七色の涙珠〉と称えられ、古来より多くの名画の題材や物語の舞台になっている。

投稿者:蒼山れい


  • 最終更新:2012-06-03 18:31:28

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